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投稿情報 | 内容 |
NO.791956 とれ〜にんぐまにあさん(男性/40歳) 2012/08/30 19:21:46 |
ダイエットのための様々な方法論が存在します。 炭水化物を抜くダイエットの功罪、つまり、その結果は、実のところ人それぞれであったりします。 確かに近年は科学的検証が進んでいます。それまでのダイエット論、トレーニング論とは、ある個人の経験論、つまり、その人がうまくいったという理屈にすぎません。 科学的検証と言いますが、これも実は検証に限界があります。その同じ人が、では別の方法論をとっていたら、、、という検証(科学的な実証理論の基本である比較条件法)がとれないために、うまくいった場合ばかりが強調され、それ以外の方法をとった場合との効果比較ができていないのが実際です。 よって、世間にありふれている種々のダイエット法なり、医学的見地なりも、実はそれが万人に確かであるというものではありません。 むしろ研究者の立場に言わせると、人間のからだの生理学的仕組み、ダイエット効果やトレーニング効果については、実はほとんどわかっていない、わかっているのはごく一部、それだけの知見であれこれダイエットの功罪を論じているのが現実です。 大論はこれまでにして、炭水化物を控える、欧米流に言えば低糖質ダイエットについても、はっきり言って、科学者(運動生理学の専門家から糖尿病治療の専門医師におよびところで)の間で定説がないところです。 ある人は、炭水化物(糖質)と控えても大丈夫であるとし、ある人は炭水化物(糖質)抜きでは厳しいとします。実は理屈は固まっていないのです。 それでも、あれやこれや正しいと主張する人がいます。このサイトにも強烈に己の理屈を強調したがる常連さんが存在します。決して間違っているとは言い切れない。でも、それはその人にとって正しいだけの経験論です。あなたにも有効であるとは限らない。 長々と申し上げましたが、一応結論めいたことをここで。 あくまで私見ですが、日本人なる人種の場合、糖質過剰気味であるといわれています。体質的に、糖質体制が弱いにも関わらず、栄養バランスとして糖質過剰になりがち。それが初歩のうちは肥満傾向で済むのですが、いずれ糖尿病になる。 では、糖質を制限すればよいかというと、栄養利用の理屈としてどうやら糖質を欠如するとかなり厳しいらしい。そこが欧米人のように、肉・脂でぶよぶよ太るのとの違い。日本人は糖質耐性が弱いにも関わらず、糖質欲求が強い。 欧米流のダイエット法をまねると日本人がきついのはこの糖質欲求の違いではないかと思われます。 欧米流であれば、低糖質ダイエットなり低インシュリンダイエットなり、さらにはマフェトン理論のような、脂質とタンパク質の代謝に期待する方法論もあり得るのでしょうけど、どうやら、日本人には不向き。お米の国の遺伝子的宿命のようです。 よって、完全に炭水化物(糖質)を抜くダイエットは日本人(体質的遺伝)には不向きとなります。 ただし、先述したマフェトン理論の有意義な知見、さらには最近の話題として、糖質中毒の問題は考慮してもよいでしょう。エネルギー代謝の正常バランスとして、糖質:脂質=1:1のはずなのですが、糖質中毒になるとこのバランスが崩れる。また、脳的満足感の問題として、糖質がないと精神的安定が得られなくなっている。糖質欲求が強い日本人の場合、この糖質中毒の問題には気をつけたほうがよいかもしれません。そのためには、ほんの少し炭水化物(糖質)の摂取量を減らすことを心がければよいだけです。 結局、炭水化物(糖質)と過剰に減らすことは、からだ、特に日本人のからだには異常と感じやすく、代謝異常を起こして体型維持の困難を引き起こす恐れが大ということです。 |
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