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投稿情報 | 内容 |
NO.761505 ミラさん(男性/45歳) 2012/03/09 15:38:02 |
低用量ピルは、長年に渡り世界中で最も多くの女性に飲まれている、非常に安全性の高いお薬です。 第一世代のピルから、現在はヤーズなどの第四世代のピルが処方されていますが、これ程研究に研究を重ねて、数多くのデータが存在するお薬は、他に無いかもしれません。 ピルという名前を聞くと、生理的嫌悪感や不快感を示す女性や、起こりもしない副作用に恐れて服用をしない女性も数多くいますが、それは単に知識が無く、過度な先入観と偏見を持っているだけです。 そもそも、副作用が起こりにくくする為に、低用量ピルという商品が開発されていますし、第四世代のピルに至っては、ただでさえ副作用が少ないのに、さらに副作用が起こりにくいドロスピレノンが使われていますので、しっかりとリスクを把握する事は必要でしょうが、必要以上に恐れる心配は無いです。 ピルとはただの女性ホルモンであり、ただの女性ホルモンを恐れるのなら、女性は皆、妊娠できません。 妊娠した方が、通常より遥かに多くの女性ホルモンが分泌されるからです。 ピルを飲むより妊娠する方が、遥かにリスクが高いと言えるでしょう。 ピルを服用する事によって、生理痛などの月経困難症が改善され、月経時の血の量も減り、貧血の予防にもなりますし、生理不順も改善されます。 さらに、子宮内膜症の予防や治療にも効果があり、ピルを服用する事によって、子宮内膜症になるリスクを減らせます。 子宮内膜症のリスクを減らせるので、ピルを服用すると、妊娠しやすい体になります。 イライラなどのPMS(月経前症候群)の緩和にも効果があり、ニキビなども改善、乳房が増大するなどの副効用もあります。 低用量ピルを服用する事によって、卵巣がんや子宮体がんの予防にも効果があります。 気になる副作用ですが、吐き気・嘔吐・胸やけ程度です。 そもそもホルモン量が非常に少ないので、副作用が起こったとしても、非常に軽度ですし、全く副作用など出ない人も大勢います。 この程度の副作用なら、プロスタグランジンの生成を抑制するイブプロフェン製剤を服用した方が、遥かに副作用のリスクが大きいと言えるでしょう。 生理痛の時に鎮痛剤の副作用を全く恐れる事無く飲む女性が、非常に安全な低用量ピルの服用を過度に恐れるというのは、明らかに論理的では無いですね。 望まぬ妊娠や望まぬ中絶を防ぐ為に、低用量ピルは最も効果的だと言えますし、望まぬ妊娠や中絶を防ぎたいのであれば、女性自らが積極的に意識を高め、きちんと避妊に取り組むべきです。 海外の他の先進国と比べると、日本人女性のピルの普及率は非常に低いです。 海外では、ピルを服用するのが常識という国もたくさんあります。 日本と違い、女性が安全で効果の高いピルを望む声が多いです。 ピルに対する偏見を持たず、起こりもしない副作用を恐れず、ピルを服用すると妊娠しにくくなるという悪質なデマに振り回されないように、一人一人の女性が、高い意識を持って避妊に臨むようにしましょう。 男性任せの避妊の場合は、避妊率が非常に低いです。 女性がきちんとピルを服用すれば、よほどの事が無い限り、確実な避妊が可能です。 最後に、たかだか月3000円程度で、これ程多くのメリットがあり、副作用の心配もほとんど無く、確実な避妊ができるお薬を服用しないのは、ピルを服用しない女性の方に、避妊に対する意識が無いと言われても仕方がないですよ。 経済的な事を理由に挙げる女性もいますが、たかが月3000円程度すら払えないようなら、望まぬ妊娠・望まぬ中絶を防ぐ為にも、そもそもセックスするべきではありません。 中絶費用の方が、遥かに高いですから。 |
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